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OKAZAKI

おかふる運営

おっち

おもしろ創造研究室 室長 岡田

かっちゃん

まさこ

みーちゃん

オカザえもん

佐藤フミシゲ

小野 恭平

1

六ツ美のあの肉

地元六ツ美の名前を全国へ発信 『おやどり』カレーに込められた地域愛

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、岡崎市六ツ美地区で成鶏(おやどり)の解体加工と鶏肉製品の製造を行っている六ツ美養鶏加工協同組合さんに取材に行ってきました。 皆さん、知っていますか? 一口に鶏肉と言っても、大きく分けてブロイラー(わかどり)と成鶏(おやどり)の2種類に分かれるそうで、 私たちが普段口にしている鶏肉の90%近くはブロイラーなんだそうです。 残りの10%の成鶏(おやどり)についても、いわゆるお肉の状態で見ることは少なく、 ほとんどはハンバーグや肉団子などのミンチ材料・ラーメンやスープの原料になっているのだとか。 そんな中、この『おやどり』の魅力を広めていきたい!と、 『おやどり』を使ったレトルトカレーを新たに開発したのが六ツ美養鶏加工協同組合さん。 全国に数多あるレトルトカレーの中でも、『おやどり』を使ったものはわずかしかない、というとても希少な商品になります。 そんなレトルトカレーを開発、販売の発起人となったのが今回取材をさせていただいた六ツ美養鶏加工協同組合代表理事の宮本大介さん(左)と事務局長の眞田眞二さん(右) 宮本「元々私は名古屋市の生まれで、25年前に六ツ美にやってきたんだけど、 この地域の横のつながりというか、みんなで一体となれる雰囲気と居心地が良くて。 地域のために自分に何かできることはないかな、と考え始めたのがきっかけでした。 うちの『おやどり』の出荷先は95%が県外だったので、どうにかして地元の皆さんにも知っていただけないかなと考えた時に、 思いついたのがレトルトカレーだったんだよね。」 宮本「カレーはそもそも香りや味が強いので、レトルトにした時には具が負けてしまうことがあります。 しかし、『おやどり』の風味の強さがあればカレーにも負けないんじゃないかな、という自信は持っていましたね。 『おやどり』は深い旨味と歯ごたえが魅力なのですが、美味しく食べるための調理が難しい食材でもあるので、商品開発には時間を要しました。 その甲斐もあって、今は2種類を展開していますが、どちらも満足する出来となりました。」 実際に、私も取材の際に実食させていただきましたが、『おやどり』の持つ風味と、見た目のインパクトに圧倒されました! カレー自体も美味しいのですが、お口の中でのお肉の存在感が非常に強く、また、肉の量も多いため、非常に贅沢な体験をすることができました。 商品パッケージも拝見しましたが、『六ツ美のあの肉カレー』というネーミング…。 なぜ『おやどり』という名称ではないのでしょうか?気になったので質問をしてみました。

2024/11/29

ふるさと創造舎

お米をつくることは 人との繋がりをつくること

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、ぬかた(岡崎市額田地区)の山里、 千万町・木下でお米のブランド化・六次産業化に取り組んでいるふるさと創造舎さんに取材に行ってきました。 ふるさと創造舎さんが作られているお米の品種は『ミネアサヒ』といいます。 読者の皆様は、もしかしたら初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。 それもそのはず。『ミネアサヒ』は、愛知県中山間地で極めて少量しか生産していないため、市場にほとんど流通しておらず、稀少価値が高い「幻のお米」と呼ばれているのです。 明るい光沢があり、香り・色・つやが良く、粘りも適度にあり、うま味がぎゅっと詰まっているのが『ミネアサヒ』の特徴なのですが、 今回紹介する『ミネアサヒ』は、標高380m程の山里の美味しい空気、岡崎の水源・乙川の清流に恵まれたぬかた地区でつくられているため、極めて美味なのだとか! 先祖代々お米作りをしてきた荻野家。山里地域で作る『ミネアサヒ』を、より多くの人に知ってもらおうと2018年より千万町・木下で起業した、ふるさと創造舎の荻野嘉美さん。 お住まい近くにある千万町小学校(平成21年に閉校)にも勤められており、この地域と共に暮らしてきました。 荻野「小学校を定年退職後、地元でもあるぬかたの山里の“宝”を活かした地域づくりに取り組んでいきたいと一念発起し、地域資源でもあった『ミネアサヒ』に目をつけ、ブランド化と六次産業化めざして起業しました。 しかし、お米をつくるだけでは生計を立てていくのは極めて難しい…と、現在の農業の置かれている現実を身をもって知りました。 ですが、なんとか農業の可能性を広げられないかと考え、「三河の山里なりわい実践者」の補助事業を利用して6次産業化に取り組み始めました。 6次産業化は、農作物の生産から加工、販売までを一手に自社で行うのですが、やはり生産に加えて加工と販売までを自身で行うのは非常に大変です。 今は家族で手分けしているのでなんとかやれていますが、一人では本当に大変だと思います。 しかし、新たな取り組みを通して、様々なつながりもでき、今では定期的に『ミネアサヒ』購入をしてくれるファンの方々増えてきました。」 荻野「この地域は水質が非常に良いことは全国的に有名です。 また、私がお米を作っているエリアは上流にあるため「下流につながる水を汚してはいけない!」と思い、今は農薬を使わないお米づくりに挑戦しています。 農薬を使わない分、雑草も生えやすいため、通常以上に田んぼの手入れをしなくてはならないので、思っていた以上に労力がかかっています。 しかし、農薬を使わないことで、新たな効果も顕れました。 農薬を使っていない田んぼでは、これまで見ることがなかった生き物(オタマジャクシ、イモリ、カルガモ)を見つけることが目に見えて増えました。 また、初期の草取りなどでは、多くの人がボランティアで手伝いに来てくれるなど、人とのつながりも生まれました。」 農薬を使わない田んぼへの挑戦が、結果として人間を含めた生き物の集まる場になったということですね! 荻野さんのお話を聞いていると、田んぼの本来あるべき姿に戻りつつあるのかなというふうな印象を受けました。 また、荻野さんは、教鞭を取られていた経験を生かし、地元の小学校での環境学習も精力的に行われています。

2024/10/03

麩屋万商店

『麩ァッションデザイナー』を目指す100年企業。お麩の可能性を信じて

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、岡崎市内で110余年に渡り生麩の製造販売を行う「麩屋万商店」さんに取材に行ってきました! 皆さんは普段『お麩』を食べる機会ってありますか? 私は正直、ほとんど食べたことがありませんでしたが、今回麩屋万商店さんのお話を聞く中で、お麩の魅力、可能性について非常に感銘を受けました。 この記事を読んだあなたの食卓にお麩が並んでくれたら幸いです。 さて、麩屋万商店は、明治44年の創業から一貫して生麩を使用した各商品の製造販売を行ってきましたが、最近では受注販売ではなく、さまざまな新商品をリリースするなど、様々な取り組みを進めています。 取材をさせていただいたのは麩屋万商店代表取締役の峯田和幸さん。朗らかで穏やかな雰囲気のなか、お話を伺いました。 和幸「麩屋万商店は曽祖父が立ち上げたんだ。私がその四代目。小さい頃から、お麩はいつもそばにあったんだよね。 だから漠然と、将来は店を継ぐんだろうなって思ってた。でも、若い頃は反抗期ってやつで、親の決めたレールの上を歩くのが嫌で、違う職に飛び込んだ時期もあったんだ。 親もとても厳しくて、そこから抜け出したいと思ってたのかもしれないね。 ところが、一度私が大きなトラブルに見舞われて、その時にあの厳しい父親が助けてくれたんだよね。 その親の優しさに触れたことがきっかけで、この道に戻ることにしたんだ。 家に戻ってからも親は確かに厳しかったけど、今になってみれば、あの厳しさがあったからこそ、今の自分がいるのだと感じているよ。今だから言えるけどね笑 そこからは、職人だった父親の背中を目標として、超えるためにひたすらお麩の製造をしていたかな。」 父親と息子で仕事をするのって、とても難しいですよね。 そんな峯田さんは、職人であったお父様を目標に『お麩』を極めていきますが、これまでの受注に特化した形態ではなく、今では自社商品を開発して、キッチンカーで出品するなど、幅広く事業を展開しております。 和幸「代表になってからかな。「止まったら終わってしまう」と考えるようになって、なにか新しいことを始めないといけないって思ったんだ。 現状維持は後退の始まりだともいうしね。そこで、Oka-Bizに10年くらい前に相談しに行ったのが最初だったかな?そこでの相談から、新商品の「たまかざり(9種類のカラフルな麩饅頭)」ができたんだ。 それまでは受注販売が主だったから、営業になんて行ったことがなかったんだけども、新商品の開発をきっかけに様々なことに挑戦してみて、もっと新しいことをやりたくなってしまったんだよね。 今では自分で組み立てたキッチンカーで麩饅頭の移動販売を行なったり、地元の大学生さんとのコラボレーションで新商品を開発したり、色んなお店で街頭販売を行ったり、今も新しいことをしたくてワクワクしているよ。 どうしても父親を目標にしていた時期が長かったんだけども、自分にしかできないやり方もあるかなと思って、いまでは職人ではなく、商売人としてどうやっていけばいいかなって考える軸が変わったかな?もちろん、現場でお麩を製造してくれている社員のみんながいてこそなんだけどね。」 毎年、新しい取り組みでメディアを賑わせている峯田さん。最後に、食文化としての『お麩』の魅力と展望について語っていただきました。

2024/06/13

発知商店

「まちが元気になれば、私たちも元気になる」 〜お客様に寄り添って105年、いつの時代も変わらぬ笑顔を〜

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、岡崎市で100余年続く酒屋さん「株式会社発知商店 角打ちリカーホッチ」さんに取材に行ってきました!「ほっちさん」の愛称で地域から親しまれている発知商店さん。 5代目の稔貴さんは 「お客様の悩みに寄り添ってきたから今まで続けてこれた。大手の酒屋ではできないような、お客様のニーズを叶えるために動いてきたからこそ今があるんです。」 と語ります。 そんな稔貴さんは、酒屋の息子として育ち、大学では食品の成分分析の研究をしていたそうです。 就職活動当初は飲料メーカーの研究職を志望していたそうですが、自分自身の人生を今一度見直し、将来は実家を継ぐことを考え、その糧とすべく、酒類販売に携わることができる業界への就職を決心しました。 就職後は、酒業界の動向を常に研究してきたという稔貴さん。現在売り上げを伸ばしている酒屋がどのような取り組みをしているのか、さまざまな知見を得て、今では発知商店の5代目として、さまざまな取り組みを実施しています。 稔貴「サラリーマン時代に他社の酒屋で『角打ち』を目にし、このようなビジネスモデルがあることを知りました。 もともと発知商店は企業向けの配達が主な業務でしたが、時代の変化に合わせて新たな展開を模索していたところ、対お客さんに直にサービスを提供できる『角打ち』に魅力を感じ、ノウハウがないなかで事業をスタートさせました。 また、お酒は本来嗜好品で、高価な商品に手を伸ばしづらいことに着目し、『角打ち』なら、高価なお酒も少量で、手頃な価格で試すことができ、新しいお気に入りを見つける機会を提供できると思いました。 また、お酒を選ぶ過程でのコミュニケーションを通じて、自分のキャラクターを活かせるという自信もありましたね。 そして、この事業は仕事と家庭の中間に位置する“帰路”に焦点を当てています。 仕事と家庭の間で気持ちの切り替えができる場所として「角打ちリカーホッチ」を位置付けてもらえれば嬉しいです。」

2024/05/16

マジカル

ケーキにかけられた魔法の正体とは?

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、岡崎市東部で製菓業・カフェを営むマジカルさんに取材に行ってきました。 マジカルさんは創業38年。 地元では知らない人がいない有名店であります。 私もそうだったのですが、この記事をご覧の皆様も一度はマジカルさんのケーキを食べたことがあるのではないでしょうか? そんなマジカルさんは、種類豊富なデコレーションケーキや、随時30種類ほどあるカットケーキをはじめとして、 さらには岡崎市の八丁味噌やえごま油、卵やいちごを使うなど地元を大切にした取り組みもされているのだとか! 今回取材に応じていただいたのは、代表取締役の尾崎さん。 早速お話を伺いましょう! 尾崎「元々、ケーキ作りを生業にしようとは考えていませんでした。 大学受験に失敗してしまい、将来のことを考えた時に『地元で商売をしたい』という気持ちが芽生えました。 その時にはふんわりと地元で喫茶店を開業したいと考えていたので、大阪の調理師学校へ進学しました。 必修科目に加えて、選択科目が選べたので、喫茶店開業に役立つだろうと「喫茶・バーテンダー」と「洋菓子」の2科目を選びました。 卒業後は豊橋にあるマッターホーンという洋菓子専門店に就職、3年間修行をしていました。 マッターホーンは洋菓子販売と喫茶が併設されていたので、そこでの経験が今に活きています。そして、岡崎市に戻ってきてすぐに『マジカル』をオープンしました。 当時23歳でしたから、独立するには早いのでは?と周りから言われました。 今となっては恥ずかしい話なのですが、高校の同級生が大学を卒業して、社会人1年目を迎えるタイミングで私は社長になってやる! という反骨精神というか、負けず嫌いなところがあって笑 23歳というとかなり若かったかと思いますが開店してしまいました。 若さとは勢いですね。」 高校を卒業してから、しっかりと自分の将来を考えて行動されていらっしゃったのですね。 私も尾崎さんの同級生同様、大学では勉学よりも遊んでいる時間の方が多かった気がするので、背筋が伸びる思いです。 それでは、私が『マジカル』さんに取材が決まってから、一番聞いてみたかったことを聞いてみたいと思います。 尾崎「一言で言えば、『手品のように、魔法のように美味しいケーキを作りたい』ということですね。 開店した当時は、『マジカル』という言葉の認知度は今よりも低く、その後「マジカル頭脳パワー」や「まじかる☆タルるートくん」の影響で一般の方が知るようになった気がしています。」

2024/05/02

洋食もりい

地元の方に永く愛されるお店になりたい 〜変わらない価値を提供するために 挑戦して変わり続ける〜

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、2018年に岡崎市で開店し、昼夜行列の絶えない洋食店「洋食もりい」に取材に行ってきました! 洋食もりいさんは、地元のブランド豚を率先して取り入れ、コロナ禍に独自でECサイトを立ち上げ、ハンバーグをはじめとするお店自慢の商品の通信販売も行うなど、様々な挑戦をされています。 お話を伺ったのは洋食もりいの森井優樹さん。 取材では、これまでの人生と、地元への熱い想いに触れることができました。これまであまり自分のことを話す機会はなかった、と少し照れながら話されていたのが印象的でしたね。 優樹「生まれは安城市なのですが、近所に『れすとらん仔馬』という、地域の方々に愛され続ける洋食店がありました。 ここには森井家親子三代で通い詰めていたので、小さい頃から洋食店というものに親しんできた気がします。それがきっかけで、中学校の時にここで職業体験をさせていただきました。『調理場に入る』という経験はこの時が初めてだったかな。 その時から「『れすとらん仔馬』で働きたい!」という気持ちが芽生え始め、高校からはアルバイトを始めました。 洋食はもちろん好きでしたが、それ以上に、ここで働くことができる!ということが喜びでしたね。 そして、進路選択を考えた時に、もっと『れすとらん仔馬』の洋食を知りたい!という想いから、高校卒業後に就職しました。」 一貫して洋食店で働くことを夢見てきた森井さん。大好きな職場で働けることは幸せなことなのだな、と改めて感じさせていただきました。 その後、森井さんは『れすとらん仔馬』で調理を学び、最前線で料理を作られてきたそうですが、今の2018年に『洋食もりい』を開店するまでのことを聞いてみました。 優樹「入社後に初めて包丁を握りました。専門学校に行くという選択肢もありましたが、やはり現場で洋食を学びたいという想いがありましたね。 そして調理を10年勤めた後、新たに開店する店舗の責任者を任されるという転機が訪れました。 右も左も分からない状態だったのでとても大変だったのですが、お店の経営について様々なことを任せて頂き、たくさん勉強させていただきました。 店舗の責任者を務めた3年間は、お店自体が育っていくのを感じられ、いつからか私も自分のお店を持ちたいなという想いが芽生えていました。」 そして2018年に岡崎市に『洋食もりい』をオープンした森井さん。 今では行列の絶えない人気店になりましたが、開店して5年目で新たな可能性を感じる出来事があったそうです。

2024/04/25

株式会社成田モータース

人との繋がりを大切に、自動車整備会社が手掛ける新たな展開とは?

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、SNSを活用してさまざまな新事業を展開している「株式会社成田モータース(ナリモレンタカー)」に取材に行ってきました! 株式会社成田モータースは、創業して50余年。地元密着型の自動車整備会社地域に愛されてきました。昨年は東岡崎南口にレンタカーショップをオープン。そして車の整備会社としては珍しく自社グッズの販売を手掛けるなど、様々な取り組みをされていると地元でも話題の企業です。 取材をさせていただいたのは成田モータースの成田翔平さん。自他共に認める明るい人柄で、多くのお客様に慕われている成田モータースの看板息子。今回は、昨年開店したナリモレンタカーのお店にて、取材をさせていただきました。 (お店はレンタカーショップとは思えないほどのおしゃれな内観です) 翔平「生まれてから、親の仕事をすぐそばで見てきて、いずれ仕事を継ぐのかなあという漠然とした想いがありました。 高校1年生の時に理系か文系かを選択するときに、会社を継ぐ決心をし、理系を選択。 そのまま自動車の整備士になるために専門の大学に進学しました。 大学卒業後、取得した1級自動車整備士の資格を活かすべく、別の会社に就職しました。 就職先では、車の故障箇所を分析する仕事に従事し、現場でみっちり車と向き合ってきました。 もともと3年間修行したら実家に戻ってこようと考えていましたが、ここでの仕事に非常にやりがいを感じていて…結局最終的には4年間働いていました。」 高校の時から会社を継ぐ覚悟を決めていたなんて、素晴らしいですね。 そして、修行を終えた成田さんは岡崎に帰ってきました。 翔平「もともと整備を専門にやってきたので、自社でも整備担当として取り組む傍ら、今の時代に合った整備会社を目指すために、ホームページやSNSなどの発信媒体の整備を行いました。 また、高校の同級生に誘われて彼らの動画に出演したことで、成田モータースの知名度が上がりましたね。 その反響もあって、彼らのファンが成田モータースを訪れることも増えてきました。 地元の自動車整備会社に、若い人がわざわざ遊びに来るなんてびっくりしましたね! そこから、若い人のニーズに応える形で自社のオリジナルグッズの制作に取り掛かりました。」 今回、おかふるに出品している成田モータースさんのオリジナルグッズですね! 販売当初から毎日20件近く購入される方が来るなど評判が良かったそうですが、さらにファンの方からは要望があったそうで…

2024/02/29

合資会社池田屋

「自分が食べたいと思うものを作りつづける」  〜老舗企業の大革新 「透明すぎるところてん」 誕生秘話〜

writer:おもしろ創造研究室 室長 岡田

こんにちは。 おかふる公認ライター、おもしろ創造研究室 室長の岡田です。 今回は、岡崎市で明治より140年以上続く老舗「合資会社池田屋」に取材に行ってきました! まずは動画をご覧ください。 箸を入れるまで存在が確認できないほどに透明なところてん。 ここまで透明にするために一体どれだけの研究が行われてきたのでしょうか? 本日お話を伺うのは、代表社員の長坂光司さん(左)、奥様で専務の清美さん(右)長坂「元々は、ところてんの原料となる天草は手作業で洗浄していました。 しかし、20年位前にテレビ番組をきっかけに始まった寒天ブームで、通常時の5倍の注文を受けることになりました。 とても手作業では追いつかない、ということで洗浄専用の機械を導入したのですが、いざ機械で洗浄してみると、天草に驚くほど海の汚れが付着していることに気づきました。 そこから、茶色く濁っていた洗い水が、最後には透明で飲める状態になるまで続けられるように基準を引き上げ、洗浄機で1回あたり13分程度の洗浄を、一回一回水を替えながら、半日かけて10回繰り返し行うことにしました。 その結果、透明感やツヤ感のある「透明すぎるところてん」が誕生しました。」 寒天ブームは私も覚えていますが、それがきっかけで「透明すぎるところてん」が生まれたのですね! 聞いたところによると、これまでに洗浄機械を3回は壊してしまったとのこと (ちなみに、洗浄機械のメーカーさんに「すぐ壊れるじゃないか」とクレームを入れたところ、「そんなに長時間洗う人は他におらんわ。池田屋さんが洗いすぎだわ。」と逆に叱られたとか・・・。) ちなみに、ところてんの『味』の基準は、なんと清美さんだそう。 清美さんはところてんが本当に大好きで、光司さんが作るところてんを食べて、 「今日はまあまあだね」 「今日は駄目だね」 「今日はよかったね」 と毎日評価をされているそうです。 大好きゆえに、微々たる違いもわかってしまうのですね。 清美さん曰く、光司さんは、最近また腕を上げたとのことでした。 現在、この「透明すぎるところてん」は8種類のフレーバー(三杯酢・黒みつ・梅みつ・檸檬みつ・柚子みつ・珈琲みつ・桜みつ・抹茶みつ)で提供されています。

2024/02/08

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