合資会社八丁味噌(カクキュー)

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

2024.5.30

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

実は岡崎市八丁町で2社だけが造る「八丁味噌」

愛知県岡崎市八丁町(旧八丁村)で江戸時代初期から続く伝統製法で八丁味噌を造っている会社(蔵)は、「カクキュー」と「まるや」のみなんです。

日本で2社。
つまり、世界中でも2社しかないんです!

近年では健康食として海外からも注目を集めるという、八丁味噌。
諸説ありますが、岡崎生まれの徳川家康が長寿だったのは、江戸にまで味噌を取り寄せて毎日味噌汁として飲んでいたから、だといわれています。

岡崎に、日本に、世界で2社しかない八丁味噌の蔵元「カクキュー」にお邪魔させていただきました!!

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

岡崎市にお越しの際は味噌蔵見学へ。

「カクキュー」の敷地の一部は観光施設「八丁味噌の郷」として整備され、工場内も一部公開されています。
事務所として利用している本社屋や史料館は国の登録有形文化財でもあり、歴史を感じさせる立派な蔵と館が並んでいます。
岡崎市にいらした際には無料で楽しめるガイド付きの工場見学ツアーがおすすめです。

ひとつひとつ手作業で袋詰めする様子や、太平洋戦争の戦火を免れた資料、連なる巨大な味噌桶。歴史ある八丁味噌の魅力をガイドさんが丁寧に解説してくれます。
見学の最後には、最高級の八丁味噌を使った味噌汁の試飲があり、併設する売店や食事処でショッピングとお食事も楽しめます。

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

「八丁味噌の郷」には味噌桶を眺めながら食事を楽しめる食事処も。

「八丁味噌の郷」には「食事処 休右衛門」があり、味噌蔵元が作る、美味しい味噌煮込みうどんが味わえます。

味噌煮込みうどんは、八丁味噌がふんだんに使われていて、深いコクで、ひと味もふた味も違うおいしさです!
名古屋めしの定番、味噌カツ定食も絶品!!蔵元が作るみそだれが、やっぱりおすすめです。

こちらでは、味噌桶を眺めながらお食事をしていただけるので味だけでなく、雰囲気も抜群です。

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

ふう、お腹一杯。でも、デザートは別腹!

売店には、1年中人気のデザートが。
八丁味噌のパウダーがかけられた、ソフトクリームです。
ソフトクリームの甘さと八丁味噌のコクとしょっぱさが絶妙に組み合わさり、お互いを引き立てています。
塩キャラメルに似た雰囲気の甘さとしょっぱさで、ほんのり味噌の香りが。
ソフトクリーム自体も、なめらかな仕上がりで、クセになります。
さらに八丁の文字が特徴的な、八丁味噌せんべいが美味しいんです。軽い食感と香ばしさでもっと欲しくなります。

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

ソフトクリームにかけられた「八丁味噌のパウダー」

江戸時代に、兵糧食・保存食として愛されてきた味噌は、水分が少ないため、硬く、溶けにくい一面もありました。
現代の多様化する生活環境や家族環境の変化の中で、味噌の良さを多くの方に知ってもらいたい。
そのためには、もっと手軽に使っていただけるようにしたら良いのでは、という思いから開発されたそうです。

八丁味噌を、フリーズドライ製法で粉末にする。

従来の「味噌」の概念をくつがえす、新時代の調味料 「八丁味噌のパウダー」が誕生したのです。
八丁味噌のパウダーは水やお湯に溶けやすく、お味噌汁はもちろん、さまざまな料理にお使いいただけます。

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

スイーツとの相性が抜群

パウダー状なので、小麦粉との相性がよく、焼き菓子やパン作り等にとても使いやすいのです。

特に、味噌のイメージと結びつきにくい、スイーツとの相性が抜群です。
アイスクリームにかけるだけでなく、チョコやあんこ、クッキー・ケーキの生地に混ぜる等、フレーバーやコクだし、アクセントに。
地元の菓子メーカーや大手のメーカーにもお使いいただいています。

こちらの、おかふるに出品されている『Macohaha Tomiti Design Cakes』のOKAZAKI まこまる バターサンドでもお使いいただいています。

また、『ふりかけて』使えるので、サラダのドレッシング代わりに。
カレー、デミグラスソースのコクだし、肉料理や魚料理等、さまざまな料理にお使いいただけます。

料理に味噌のコクと風味が加わることで、奥行のある味わいが楽しめるようになります。

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

新しい味噌を造るだけでなく、改めて創業当時に立ち返る

創業当時に使っていたといわれている「矢作」と呼ばれる愛知県の在来種である大豆のことを知り、「創業の味を復活させたい」という思いで絶滅寸前の矢作大豆の栽培から始められたそうです。
安定的に育てやすいよう品種改良された現代の大豆と違い、安定して収穫できず、一筋縄ではいかなかったそうです。
しかし、想いは強く、創業当時の味を再び、という思いで、味噌を仕込めるだけの量が収穫できた年にのみ仕込まれているそうです。

通常は仕込みから2年以上の熟成期間を経て完成する八丁味噌。矢作大豆を使用した味噌はより長い期間熟成させた方がこの大豆の良さを引き出せるという事がわかり、5年以上熟成させ風味を引き出した商品を「ヴィンテージタイプ」として販売されているそうです。

「矢作大豆 八丁味噌」は、八丁味噌の特徴である酸味の効いた深い味わいだそうで、味噌そのままの味を楽しめる「焼き味噌」や「煮味噌」がおすすめだそうです。

伝統を守りつつ進化する八丁味噌

おすすめの味噌料理

味噌を造られている方だからこそ、おすすめの味噌料理をお伺いしました。

おすすめは、「お味噌汁」なんだそうです。

近年、健康志向に伴い発酵食品がブームになっていますが、一過性のものではなく、ご自身やご家族の健康のために続けていただきたい。
そのためには、毎日できることを。

定番の豆腐やわかめ、油揚げ、ネギだけでなく、その日、冷蔵庫にある野菜やきのこ、お肉、お魚、卵、等どんなものでも。
お味噌汁はシンプルながらもバリエーション豊富で、さまざまな具材を組み合わせることで毎日の食事をより健康的なものにしてくれるのでおすすめしたいとおっしゃっていらっしゃいました。

ありがとうございました!!

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