岡崎市松本町にある、「松應寺」は昔懐かしい雰囲気を残しつつも時代の流れと衰退も感じさせる横丁でした。
昔懐かしい気持ちを感じる、ノスタルジックさがありながらも、どことなく寂しくもあり。
そこに1軒のお店がありました。
昔懐かしいちょっとレトロな雰囲気が好きなネイルリストのリカさんの営むネイルサロンです。
リカさんはこの街が好きで、もっとこのエリアを盛り上げたい。もっと、集まれる場所、ほっとひと息つける場所があれば、と想っていました。
そんな想いからできた、コーヒースタンド「TERAKADO COFFEE(テラカドコーヒー)」
コーヒーを片手に、「TERAKADO COFFEE(テラカドコーヒー)」物語を楽しんでみませんか?きっかけはリカさんのネイルサロンのリフォームでした。
リカさんは、リフォームを依頼した工務店のオーナーであるアキラさんにこの街のことを話しました。
この街が好きで、もっとこのエリアを盛り上げたい。もっと、集まれる場所、ほっとひと息つける場所があれば。
アキラさんは、家や店舗だけでなく、キッチンカーの製作も手掛けていました。
アキラさんはキッチンカーを手掛けたことでコーヒーに興味を持ち、コーヒーについて学んでいたのです。
そんな2人の出会いは必然だったのかもしれません。
「やりたいんです。私。」
リカさんのその一言にこたえるべく、二人三脚でのコーヒースタンドづくりがはじまりました。
今、お店があるこの場所は3、40年もの間、空き家でした。もう、崩壊寸前といってもおかしくない状態でした。
そんなお店の現状を見たアキラさんは、思いました。
こここそが、工務店のオーナーである自分がはじめるのにふさわしいお店ではないのだろうか。
レトロな雰囲気のこの景観を生かし、馴染むようなお店が、自分になら作れる、と。
他の現場で出た廃材や捨てるはずだった建具をリメイクし、ひとつひとつ手作りでお店を作っていました。
お店の名前はせっかくだから、この場所にちなんで。
お寺の角っこ(かどっこ)にあるから、「TERAKADO COFFEE(テラカドコーヒー)」
店内の内装・レイアウトも自分で手掛けました。お出しするコーヒーも含めて、お店のほとんどが手作り。
愛着いっぱいのお店ができました。
2023/05/18