一般社団法人 家康と四天王の会
家康と四天王の会の始まりとこれから。
2024.4.11
なぜ家康と四天王の会が誕生したのでしょうか。
本日は、家康と四天王の会の方に、お話をお伺いさせていただきました!
家康と四天王の会が誕生したきっかけを教えていただけますでしょうか。
発足のきっかけは「家康行列」です
岡崎の風物詩「家康行列」は、どなたにも見ていただくことはできますが、自由にだれでも参加できるわけではありません。
事前に「選考会」があり、そこで選ばれた方だけが参加できるのです。
選考会で選ばれた家康公を始めとする武士団、姫列などが、岡崎市の中心部を練り歩きます。
道中では、勇猛な三河武士団の出陣式や行進中には鉄砲隊と槍隊が演武などを披露いたします。
「家康行列」は、1日限り。せっかく、選考会で選ばれたのだから、その日で終わりにせず、一緒に感動を共有しようという想いから昭和58年に家康と四天王の会が生まれました。
岡崎市制100周年の年からは姫たちも入会可能になりました。
さらに岡崎市に貢献する一環として平成26年に一般社団法人化いたしました。
家康と四天王の会の皆さんは、どのような活動を行っているのでしょうか?
活動内容は、きっかけともなった、家康行列や家康公生誕祭のお手伝いをさせていただいております。
家康行列では、経験者の集まりなので、新しく選ばれて馬や車に乗る主役の方々へ、リラックスして行列を楽しんでもらえるようにお話しさせていただきました。
また、お揃いの白いジャンパーを着て歩き、沿道の方へ、にこやかに手を振ったり、行列が安全に遂行出来るように見守りにも参加しました。
ご参加いただい方には、四天王の会へのご入会の案内もさせていただきました。
行列当日が終わった後も、繋がりが出来るので、ご縁が広がることへの楽しみも持ってもらえたかと思います。
2023年は岡崎市にとっても、家康と四天王の会の皆さんにとっても特別な1年でしたね。
大河ドラマ「どうする家康」が放送され、家康行列にもにご出演の山田 裕貴さん(本多忠勝 役)、杉野 遥亮さん(榊原康政 役)、板垣 李光人さん(井伊直政 役)、北川 景子さん(茶々 役)が参加され、例年以上の盛り上がりを見せました。
さらに、大河ドラマに合わせて、岡崎市公認でさくらピンバッジやクリアファイルなどを制作し、販売させていただきました!
岡崎市内20ヶ所で商品を委託販売しており、岡崎市に来てくれたお客様へ、「岡崎市は家康公生誕の地」だということを、アピールのお手伝いもさせていただいています。
ピンバッジやクリアファイルのデザインは家康と四天王の会の方がされたそうですね。
そうなんです。
家康と四天王の会の中田さんがデザインしてくださいました!
中田さん、デザインについて教えてください。
さくらピンバッジ制作時に、歴史に興味を持たれない方でも、手に取りやすく、現代に沿ったテイストで、いかつい武将としての強い英雄である甲冑姿ではなく、三河衆から見た身近な存在として地元ならではの彼らの親しみやすい姿を、敢えて描く事をコンセプトに心がけました。
デザインされる際に、どのようなことにこだわったのでしょうか。
今でこそ大河ブームのおかげで多くの資料が編纂され出版されましたが、大河以前は英雄として祀られる彼らのプライベートに関する資料がなかなか見つからず、一人武将あたり20冊以上の書籍を読み込み、彼らの趣味や人となりの情報部分を収集し、歴史家の先生方にもご協力を仰ぎ、できるだけ史実に沿った姿を描こうと細心の注意を払いました。
戦国末期の服飾史の資料もかき集め、なるべく同時に沿った服装も心がけています。
甲冑姿を避ける事で誰が誰だかわからなくなり、手にとって貰えないのでは?という不安の声も多分にありましたが、地元岡崎から彼らを見つめた視点でどうしてもお届けしたいとの私の無茶振りを理解し、さらに背を押し支えてくれた、四天王の会の皆様と共に作り上げた作品です。
当時、首狩族と呼ばれた程に、戦に塗れた日本を平定し、厭離穢土 欣求浄土を目指し、幾度となく命をかけて平和を実現させた英雄達に敬意を込めて、皆様の元に、優しく穏やかな時間を過ごす英雄達の姿をお届けできたら素敵だなぁと願い描きました。
最後に今後についてお伺いいたしました。
岡崎市の家康公と言えばこのデザイン!と思い出してもらえるように、このクリアファイルとさくらピンバッジを多くの方へ届けていきたいです。
また、ぜひ、家康行列の季節に岡崎市にお越しください!
今後の活動については、インスタグラムで随時更新してまいります。ぜひ、ご覧ください。
皆様お話いただき、ありがとうございました。
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