パティスリーレマン
地元の人達に愛される昔ながらのケーキ屋「パティスリーレマン」
2025.3.27
こんにちは。
おかふる公認ライター、オカザキチューブの小野です。
今回は岡崎市鴨田町にある洋菓子店「パティスリーレマン」をご紹介します!
地元の人達に半世紀に渡り愛され続けるケーキ屋さん
松平家・徳川将軍家の菩提寺としても知られる大樹寺。
そんな歴史を感じるお寺から、東へ500mほどの場所に、レンガの外壁が素敵なケーキ屋「パティスリーレマン」がお店を構えています。
店内に入ると、ショーケースの中に様々なケーキが並び、焼き菓子も豊富に取り揃えています。
今回は店主の兵藤憲司さんにお話を伺いました。
パティスリーレマンの歴史
レマンの歴史を遡ると、先代の市川さんという方が、蒲郡市にて75年ほど前にお店を立ち上げたのが始まり。
創業時、レマンの前身となるお店は、なんとお饅頭屋さんだったそう!
その市川さんの息子さんの代からケーキ屋となり、50年ほど前に岡崎に移転されます。
現店主の兵藤さんは、調理師専門学校を卒業後、19歳でレマンに入社。
洋菓子職人として修業を積んだ後に一度レマンを離れ、安城市にある洋菓子店にて焼き菓子部門のチーフを勤めます。
その後再びレマンに戻り、25年前からレマンの代表を務めていらっしゃいます。
前店主の市川さんから言われた「この店で洋菓子職人を続けなさい」という言葉が、今に繋がっているそうです。
39年間、ケーキ屋一筋の兵藤さんが作るケーキや焼き菓子は、地元に住む多くの人達から愛され続けています。
どれにするか悩んじゃう!?豊富なケーキのラインナップ
店内を見てまず驚くのは、ケーキや焼き菓子の種類の豊富さ!
最近のケーキ屋は種類が少ないと感じることも多く、選ぶ楽しさが無くて、がっかりすることもありますよね。
レマンではお客さんをがっかりさせることの無いよう、できるだけ多くの種類を作ることを心がけているそう。
ショーケースを見ると20種類以上のケーキが並んでおり、こんなに多くのケーキが並んでいるのは、この付近のケーキ屋さんの中でも珍しいのではないでしょうか?
特に朝イチはほぼ全ての商品が並んでいるので、狙い目ですよ!
これだけの種類を用意できるのも、兵藤さんが朝3時に起きて、早朝からケーキ作りをしているからとのこと。
まさに兵藤さんの"お客さんに喜んでもらいたい“という、職人魂を感じますね!
定番の「ショートケーキ」や「チョコレートケーキ」をはじめ、「悪魔のキャベツシュー」、「グリオッティーヌチェリータルト」といった趣向を凝らしたケーキに至るまで、本当に幅広いラインナップ!
どれも美味しそうなので、ショーケースの前で長時間悩んでしまいそうです。
ちなみに一番人気はオリジナル商品「とらのしっぽ」だそうで、虎柄のクレープ生地の中に生クリームとプリンが入った、一度は食べたい店主自慢の逸品です!
テンションの上がる大きなケーキ
またもう一つのこだわりは、ケーキワンカットのサイズの大きさ!
並んでいるケーキを見ると、どれも他のお店のケーキより一回り大きく感じます。
これも兵藤さんのこだわりだそうで、これだけ食べ応えのあるサイズ感だと、満足度は抜群ですね!
またホールケーキについては、昔は6号サイズ(18cm)が主流でしたが、今は12cm等の小さいサイズが主流になってきているそう。
都心部を中心に核家族化が進んだ昨今、仕方ないことではありますが、大きいサイズのケーキが目の前に登場したら、どうしたってテンションは上がるもの。
もちろんレマンでは、小さいサイズから大きいサイズまで、リクエストに応えていただけるので、特別な日くらいは、大きいサイズのケーキを注文してみてはいかがでしょうか?
ゆったり過ごせるカフェスペース
レマンではカフェスペースも併設しています。
9時〜11時のモーニングタイムには、美味しいホットドッグが楽しめます。
※取材した2月時点のサービス内容です。(今後変更の可能性あり)
またショーケース内のケーキをカフェスペースでいただくこともでき、こだわりのドリンクと共に楽しむこともできます。
378円(税込)以上のケーキを注文すれば、ドリンクが50円引きになるお得なケーキセットも利用できます。
ちなみに夏季限定でかき氷も登場するそうで、そちらは毎年大人気なので、お見逃しなく♪
大吟醸チーズスフレ“葵”誕生秘話
おかふるで購入可能な「大吟醸チーズスフレ“葵”」開発のきっかけは、兵藤さんが友人に言われた「岡崎にも赤福みたいなお土産があったらいいのにね」という一言からだったとか。
“大人が楽しめるケーキ”を思案した結果、チーズと同じ発酵食品ということで相性の良い、日本酒を使ったチーズケーキを思い立ちます。
日本酒を使ったレアチーズケーキはこれまでもありましたが、作るのに職人の技術が必要な、スフレケーキを土台にした新作の制作に着手されます。
岡崎の老舗酒蔵「丸石醸造」に直接掛け合い、「大吟醸 徳川家康」を使用することとなり、何度も試作を繰り返した結果、遂に「大吟醸チーズスフレ“葵”」が誕生しました。
丸石醸造の「大吟醸 徳川家康」を贅沢に使ったチーズスフレは、ふわふわとした食感と濃厚な味わいがたまりません♪
日本酒の華やかな香りとスフレの軽やかな食感が絶妙に調和し、まさに至福のひとときを過ごせる、大人のためのご褒美です。
なおアルコールは飛んでいるので、お子さまでも食べられます。
さらにホール型のチーズスフレの下には、小判型の「窯焼きチーズケーキ」(埋蔵金?)が隠れています。
まさに悪代官に賄賂を渡し「お主も悪よのう」という時代劇の一場面が浮かんでくるような、店主の遊び心を感じさせますね。
チーズスフレには、歴史と伝統を感じさせる「葵の紋」が施されていたり、木箱や紙袋にまでこだわりが詰め込まれているので、まさに岡崎土産にぴったりな商品になっています。
渡したら喜ばれること間違いなしなので、是非お手土産にいかがでしょうか?
幸せのそばに寄り添うケーキを
最後に兵藤さんにケーキ屋としてのやりがいを伺うと、「人の幸せにかかわっていられること」とのことでした。
誕生日や記念日、クリスマス等々、お祝い事に欠かせないケーキ。
お店に訪れるお客さんを見ていると、ウキウキと嬉しそうな顔をした人が多いそうで、そんな人達の役に立っていると感じられるのが、19歳からこの道一筋である兵藤さんのやりがいだそうです。
キラキラした笑顔でそう話す兵藤さんを見て、本当に素敵な職業だなと思いました。
そんなアットホームな雰囲気のパティスリーレマンに、是非美味しいケーキを買いに行ってみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介した商品はこちら
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