株式会社岡田印刷
創業100余年を誇る愛知県岡崎市の老舗印刷会社
2024.10.31
「地元おかざきのギフト」
『地元おかざきのギフト』は、岡田印刷が岡崎で培ってきた生産者との信頼関係と印刷業のデザイン技術を活かし、取材、パッケージデザイン、販売を手掛けています。
地域に根ざした企業ならではの気持ちが込められた地域貢献型のカタログギフトです。
『地元おかざきのギフト』は、岡田印刷 おもしろ創造研究室の室長でもある、岡田翔さんがすべて一人で取材を行っています。
その理由を岡田さんにお伺いしました。
「『地元おかざきのギフト』の開発において最も大切にしたことは、生産者様に直接お話を聞かせていただくといこと。実際に地元の特産品の生産者様やお店に足を運ぶことで、商品への熱い想いを受け取ることができると思ったからです。」
このカタログギフトには、生産者やお店の方だけでなく、岡田さんの情熱も込められているのですね。
さらに、専用のケースは、岡崎市の形にくり抜かれており、改めて岡崎市の”かたち”を感じることができます。
また、選べる商品ひとつひとつがハガキサイズのカードになっていて、生産者の顔と商品への想いがストーリーとして掲載されているという、今までにないカタログギフトとなっています。
このカタログギフトを生みだした、岡田さんの情熱や創造力はどのようにして育まれたのでしょうか。
岡田さんは、幼い頃から歌を習い、歌が大好きだったそうです。
高校生の時には、コーラス部の部長を務めて、出場した世界合唱コンクールでは見事、世界一となりました。
しかし、その世界一では満足できなかった岡田さんは、コーラス部で全員に向けられる拍手を自分が独り占めしたいと、思ってしまったそうです。
そこで、大学からは合唱よりも少人数のアカペラを始められたそうです。
アカペラを始めるとすぐに頭角を現し、フジテレビ系列番組『ハモネプ』にも出演され、現在も東京を拠点にアカペラグループとして活動し、世界大会でも優勝されました。
歌に対しても尽きることのない情熱で結果を出し続けていらっしゃるのです。
それにもかかわらず、歌で生きていく選択をしなかったのはなぜなのでしょうか。
そこには、歌と同じように大好きなもの。
『幼稚園の遠足で出会った、バンドウイルカのプリンちゃん』の存在があったからです。
プリンちゃんに触れた感覚が忘れられず、イルカの調教師になりたいと夢を持ち、大学進学後は、海洋生物学を専攻されたそうです。
しかし、転機が訪れます。岡田さんが大学2年生の時に起こった、東日本大震災。
この出来事をきっかけに、岡田さんは社会の中で自分には何か出来るのかを真剣に考えるようになったそうです。
そこで、海を恐れるのではなく、海の力を生かした、持続可能なエネルギーに関わることを決意され、洋上風力発電の研究を始めたそうです。
大学院を卒業後は、洋上風力発電に関わる仕事に就かれ、大変ながらも充実した日々を送られていたそうですが、お父様が病に倒れたことをきっかけに、家業の印刷業を継がれたそうです。
印刷業界はデジタルメディアの普及・ペーパーレス等環境への配慮・デジタル印刷技術の進歩など、様々な要因で衰退傾向。
しかし、この状況を打開すべく、岡田さんの情熱や創造力が発揮されていきます。
その一つが、この「地元おかざきのギフト」です。
岡崎の良いところ、美味しいものを岡崎の方だけなく、全国の方にも知っていただきたい。
実際に食べて美味しかったからこそ、皆様に食べていただきたい。実際に使って、手に取って、良いと思ったものだからこそ使っていただきたいという想いから、すべて、お一人で取材されたとのことでした。
その中でも真っ先に足を運んだのは、「麩屋万商店」でした。
「麩屋万商店」は、岡崎の地で創業明治44年から伝統製法を守りつつも、新しい技術を取り入れ進化し続ける生麩専門店です。
3年にも及ぶ開発期間を経て、味だけではなく見た目の可愛さにもこだわった、麩まんじゅう「たまかざり」が生まれました。
たまかざりの誕生秘話は、『地元おかざきのギフト』カード裏面のストーリーをご覧ください。
手に取っていただき、つくり手の想いを感じていただきたいです。
ストーリーではお伝えきれない取材の様子はインターネットでもご覧いただけるとのこと。
ぜひ、『(株)岡田印刷 おもしろ創造研究室』ご覧ください。
地元おかざきのギフト取材レポート No.1「麩屋万商店」
https://note.com/okada_printing/n/n07abe7ba8648
(株)岡田印刷おもしろ創造研究室では、取材の様子だけではなく、様々な記事もお読みいただけます。
ぜひ、ご覧ください。
(株)岡田印刷おもしろ創造研究室
https://note.com/okada_printing
今回ご紹介した商品はこちら
関連する記事