株式会社太田煙火製造所

純国産にこだわり続ける、花火を。

2023.7.27

純国産にこだわり続ける、花火を。

日本の夏の風物詩といえば、花火。

岡崎は、徳川家康公ゆかりの地であり、花火の歴史にも深く関わっています。

戦国時代に軍事用に伝えられた鉄砲・火薬。戦乱の終焉とともに花火に形を変え、観賞用に変化し、誕生したと言われています。
天下統一を成し遂げた天下泰平の世を築いた徳川家康公は、一揆や反乱を抑えるため、鉄砲・火薬の製造を厳重に制限しました。ただし、家康公の出身地・三河だけは例外でした。
三河では、火薬の製造蔵等が許可され、のちに火薬の平和利用が命じられたのです。これが、「三河花火」が誕生のきっかけとして伝えられています。

純国産にこだわり続ける、花火を。

ドラゴン復刻プロジェクト

太田煙火製造所は、1928年に創業し、1949年にのちに噴出花火の定番となる「ドラゴン」を発売しました。
ピーク時は1日3万個近く生産し、全国各地の花火店や駄菓子屋などにたくさんの「ドラゴン」が並んでいました。

しかし、昭和50年代ごろから外国製の安い花火が主流となり始め、国産の花火が淘汰され……、「ドラゴン」も例外ではありませんでした。
くしくも、昭和50年代頃をピークに花火の需要も減少し始めました。
時代は平成に変わり、火薬や材料費の高騰も重なったこともあり、平成20年に「ドラゴン」はその歴史にひっそりと幕を閉じました。


しかし、人々の記憶の中でドラゴンは輝き続けていたのです。

平成29年(2017年)夏。
多くの方から支援があり、ドラゴンは『復刻』しました。
今年限り、今回限りの限定。

純国産にこだわり続ける、花火を。

今も、これからも

今回限りの復刻の予定でしたが、予想を超える大きな反響と支持があったため、花火店に再び「ドラゴン」が並ぶ光景が蘇りました。
今も、これからも、太田煙火製造所は「ドラゴン」花火の輝きを守り続け、新たな時代においても人々の心を煌めかせる存在として輝き続けます。

岡崎市の玩具花火専門 佐野花火店には「ドラゴン」をはじめとするすべての花火を取り揃えております。
ぜひ、「ドラゴン」が並ぶ光景をご覧ください。

純国産にこだわり続ける、花火を。

太田煙火製造所より、これからも花火をより多くに楽しんでいただくために

花火は、ただ美しい、楽しいだけのものではないのです。

花火はおうちや夏のイベント、キャンプなどのアウトドアでなど、"遊ぶもの"というイメージをお持ちの方がほとんどではないでしょうか。
昔、花火は遊ぶものではなく、"神事、慰霊や疫病退散"を目的として花火を使用することが主流でした。
不思議に思う方も多いかもしれません。しかし、お盆の迎え火や送り火を思い出してください。
古来、神聖なものとされてきた、炎。不浄なものを焼き、闇を照らし、文化的生活を送るために必要不可欠なもの。
死者を尊び、慰めるために。日本人にとって火は、鎮魂の意味ももっているのです。

もちろん、娯楽として花火を楽しんでいただきたいですが、時には本来の花火の意味に思いをはせていただけると、より深く花火を楽しんでいただけるのではないでしょうか。

純国産にこだわり続ける、花火を。

花火を楽しんでいただくためにお願い

○○離れという言葉を耳にする機会も多い昨今、実は、花火も当てはまっているのです。
その要因の1つにマナーがあると、考えています。

・花火が終わった後のごみをそのままにしてしまう
・深夜に音の大きな花火の使用、大きな声で騒ぐ

マナー違反の増加に伴い、公園や海岸等で深夜の花火が禁止になる場所が増え、自治体や地域によっては花火自体も禁止になっている場所も少なくありません。
これからも、楽しく花火を楽しんでいただくために、以下をお守りください。

・人の迷惑とならない場所・時間に
・ごみを持ち帰る

周囲の方々や環境に配慮し、マナーとルールを守って、花火を楽しみましょう!