ガロチャ
ガロチャさんのこだわり抜かれたL字財布の魅力を取材してきました!
2023.5.4
独自の技法で作られるパッチワークシューズをオーダーで作られている岡崎のパッチワークオーダー革靴職人「ガロチャ」さん。
メディアにも注目される作家さんで、minneのハンドメイド大賞2016で、装苑編集長 児島幹則賞の受賞をはじめ、箭内道彦さんとコラボや、アーティスト「maru」さんとのコラボなど幅広い活動にも目が離せない、今注目の岡崎アーティストの一人だ。
名古屋テレビ「ウドちゃんの旅してゴメン」とのイメージしたグッズをコラボしたり、直近ではトヨタ紡織さんと自動車シートの素材を使ったアイテムをコラボしたりと、メディアにも引っ張りだこな作家さん。
そんなガロチャさんが今回は、おかふるだけの限定商品として製作された、L字財布の魅力に迫りたいと思います!
ガロチャさんがパッチワークで製作物を作ろうと思ったきっかけみたいなものってあるんですか?
そうですね。ありきたりではあるんですけど、革靴を作るときにやっぱり「端切れ」って出てきちゃうんですよね。
結構、入手困難な生地もあったりするんですが、それでも靴としては取れる面積にはならないので、廃棄物になっちゃうんです。
ずっと勿体無いなぁ。と思っていたんですが、ホントにあるときふとパッチワークみたいにしたら生地にできないか?ってアイデアが降りてきたんですよ。
もちろんどうやったらうまくいくのか試行錯誤はしながらの「生地づくり」だったんですが、なんとか試作一号が形になって、思ったんです。
単なるリサイクルとして作ったものではなくて、アップサイクルとして価値が生み出せるものにならないか? って。
そこからは自分は「パッチワーク革職人」だ。って言い聞かせて、このパッチワーク生地で作った作品が、価値のあるものになることをひたすら追求し続けて今日に至る。って感じです。
試作品一号ができた瞬間の記憶ってまだ残ってたりします?
もちろん残ってますよ。
結構試行錯誤して、頭の中でも思考実験繰り返しながら、こうしたらいいんじゃないか?って仮説を元になんとか形になった!って感じでした。
今思えば、まだまだ品質的には甘くて、改善の余地満載の作品だったと思いますが、その試作品を「欲しい」って言ってくれるお客さんがいたんです。
せっかくだから、売らずに持っておけばよかったとも思うんですけどね(笑)
その時は、ニーズがあったことが嬉しくて、これはいけるんじゃないか!って手応えも感じたので、この試作品一号が僕が「パッチワーク革職人」となる決意を固めてくれた作品だったんだと思います。
その後、すぐに第二作目の製作に挑んで、minneのハンドメイド大賞2016に応募したら、賞を貰えてって感じで作家として一つ認めてもらえた瞬間だったと思います。
パッチワークオーダー革靴職人「ガロチャ」誕生ですね!
いやー。そんな大したことないですよ。
でもちょっとだけ自慢しちゃうと、自分の中では理論やルールがあって、こうやったら生地になる。こうやったら靴にできる。って発想で作ってるんですが、他の靴職人さんが見てもどうやって作ってるかわからないみたいなんですよね。
そう言った意味では、オリジナリティあふれる職人になれているのかなぁ?
今回、おかふるに出品いただいている「L字型ファスナーミニ財布」はどんなコンセプトで作られているんですか?
財布使ってて、もっとここがこうだったら便利なのになぁーって思って、買い替えようと思っていろんな財布を見てみたんですが、僕が思う「便利」が実装されてる財布ってなかったんですよね。
長財布よりは小さいタイプが好きで、僕のデザインの個性でもあるパッチワークが全面に出せる。
それでいて、機能性が高いって製品が作りたかったから挑戦した作品なんです。
機能性ってどんなところに隠されてるんですか?
この「L字型ファスナーミニ財布」はファスナーを開けて、財布を開くと自動的に小銭ポケットの口が開く設計になってるんです。
一般的なお財布って、全体を閉めるファスナーがあって、それを開封すると小銭用のファスナーがもう一度出てきてってなると思うんですが、その手間って減らせるんじゃないか?ってずっと思ってたんです。
今回手がけた「L字型ファスナーミニ財布」はこの部分の機能をしっかり設計したので、中のファスナーはなし! でも財布の中で小銭が他の場所に転がっていかない。という部分にこだわって作りました。
・小さくて
・使いやすい
・そして個性的
このあたりが満たせた、個人的には自信作です(笑)
大河ドラマに合わせたカラーリングがおかふる限定なんですよね?
そうです。
徳川家康は、鎧が金色で黒の鎧直垂(よろいひたたれ/鎧の下に着る直垂)。もしくは肖像画が黒に裏地が赤のものが有名だったので「金×黒×赤」でデザインしました。
織田信長は、南蛮銅、銀南蛮と呼ばれる、シルバーの甲冑がやっぱり有名なので、銀色ベースに黒のマントに裏地の赤をイメージして「銀×黒×赤」。
豊臣秀吉は、朱色の甲冑がトレードマークのように有名なので、赤をベースに、巨大な「後立」(うしろだて)のゴールド。黒塗りを取り入れた「赤×金×黒」
といった感じでデザインしています。
大河ドラマに合わせて、観光時にはぜひ推し武将のイメージ財布を使って欲しいですね!
椅子も出品されてますよね?
はい。これも岡崎市(岡崎商工会議所)の企画で、岡崎土産プロジェクトってのがあって、そこに参加しながら作った作品です。
「L字型ファスナーミニ財布」同様に、こちらも三代武将をモチーフにカラーリングを組み立てています。
椅子は床机(しょうぎ)って言って、神事や陣中・狩り場みたいな場所で利用されて日本全国に流通した、言わばアウトドアチェアで日本で一番最初にムーブメントを起こした製品だと思ってます(笑)
これに現代デザインの要素を入れて、新しいブランドにできないか?ってところで岡崎のお土産感と合わせて仕上げた感じです。
商品名も「SHOW-GI」って表記することで、「見せるアウトドアチェア」って位置付けで出品させてもらっています。
「L字型ファスナーミニ財布」と「SHOW-GI」を両方揃えて、大河ドラマを楽しんでもらえたら嬉しいですね。
まとめ
個性を追求してオンリーワンを作り続けるガロチャさん。
岡崎発の新たなアーティストとして、世界的に注目される日が来るかも!?
プレミアがついちゃうかもしれない、大河ドラマ × 岡崎限定 × パッチワーク作家 のコンボアイテムは、絶対買いのアイテムです!
男性へのプレゼントに最適な商品だと思いますので、この機会にぜひご検討ください!
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