産地問屋 宮ザキ園

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

2023.3.14

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

産地問屋“宮ザキ園”の歴史

愛知県岡崎市旧額田町宮崎地区に位置する「宮ザキ園」。緑豊かな山々や清流に囲まれたこのエリアでは、約400年程前からお茶の栽培が行われてきました。農民や武士が健康を維持するため、徳川家康公がお茶の栽培を奨励していたこともあり、この地区の人達はお米の代わりにお茶を年貢として納めていたと文献に記されています。

宮ザキ園は、初代園主・梅村喜六氏が1820年に創業し、200年以上に渡り代々お茶づくりを受け継いできました。古くからこの地区で信仰の対象であった本宮山から湧き出る清らかな水を使い、本宮山界隈で手に入る在来種「本宮」種の茶を、自然農法で栽培しています。茶葉本来の自然な美味しさを引き出す茶葉づくりにこだわり、農薬や化学肥料を一切使用せずに、茶園管理から生産加工までを一貫して行っています。

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

額田の自然を活かしたお茶づくり

戦国時代から受け継がれてきた歴史あるお茶“宮崎茶”は、明治から昭和にかけて、“宇治茶”、 “川根茶”とならぶ全国の三大銘茶の一つとして重んじられてきました。宮崎地区は三河地方の中山間地に位置し、年間を通じて昼夜の寒暖の差が激しい地域です。この温度差や、周囲の山谷、沢の水が濃い霧を生み、日差しを遮り、お茶作りに適した自然環境を整えています。

豊潤なお茶の香りやまろやかな味を引き出す為には、この宮崎の厳しい自然環境も必要不可欠な要素となり、“宮崎茶”の味にも大きな影響を与えています。また宮崎地区の土質は、茶の味を深みとコクのあるものに育ててくれます。宮ザキ園では、味や品質を保つために毎年の収穫を一番茶のみに限定しています。

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

日本人好みの“わ紅茶”の開発

宮ザキ園では、玉露・煎茶などの緑茶やほうじ茶の他にも、ハーブをブレンドした緑茶やほのかな甘味の「わ紅茶」の開発・販売などを手がけています。日本の四季や環境、風土を活かせるような日本人向けの発酵茶をつくりたいという想いから、発酵時間や乾燥時間に工夫を重ねた“半発酵”にて完成したのが「わ紅茶」です。半発酵で仕上げることで、渋みや苦みが少なくなり、日本人好みのマイルドで優しい味わいが特徴のお茶となっています。

「わ紅茶」の「わ」は、和風文化と人との繋がりの輪を表現しており、飲む人が和を感じながら、和やかなひと時を過ごしてもらえたら、という想いが込められています。

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

お茶やスイーツが味わえる古民家カフェ

宮ザキ園の茶園のそばには、元々茶蔵だった店舗内を改装した古民家カフェ「茶房 一匙」を併設しています。和モダンで落ち着いた空間のイートインスペースとなっており、宮ザキ園の日本茶やお茶スイーツなどを楽しむことができます。

また、ここから徒歩1分の高台には、お茶畑が一望できる「茶畑テラス」もあり、茶畑や額田の大自然を望みながら、ゆったりとしたカフェタイムを過ごすことができます。都会ではなかなか味わうことのできない、宮ザキ園ならではの非日常空間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

夏には額田の天然水を使ったかき氷も

毎年初夏から9月下旬頃にかけて、額田エリアのカフェやお店が合同となって“おかざきかき氷街道”を開催しており、宮ザキ園も毎年参加しています。額田は“平成の名水百選”に選ばれた湧水群もある水のふるさとですが、その中でも「神水(かんずい)」「仙水(せんすい)」と呼ばれる天然水は、非常に硬度の低い超軟水。かき氷街道のかき氷には、この「神水」「仙水」が使用されており、まろやかで口当たりがよく、ふんわりとした極上の味わいが楽しめます。

宮ザキ園では、最高級抹茶(利宮)を石臼で丁寧に挽いた、香り高く色鮮やかなお抹茶のかき氷をはじめ、わ紅茶やほうじ茶を使ったかき氷など、茶園ならではの趣向を凝らしたかき氷をいただくことができます。

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

美味しいお茶を淹れられる煎茶教室を開講

「なんとなく」、お茶を淹れていませんか?
宮ザキ園では、「なんとなく」から「美味しく・美しく」お茶を淹れられるようになるための煎茶教室を開催しています。

「茶葉の量は?」「お湯の温度は?」「蒸らす時間は?」「美しい所作は?」「お茶の種類は?」など、お茶を美味しく・美しく淹れるための情報や知識を、実際にお茶を淹れて飲みながら体験することで、お茶の魅力をより深く知ることができます。

暮らしの中のひと時をより豊かにする「お茶」の魅力を、“三州三河煎茶教室”で学んでみてはいかがでしょうか?

額田の自然に育まれた宮ザキ園のお茶づくり

挑戦し続ける宮ザキ園

宮ザキ園6代目・茶師の梅村篤志さんは、地元額田地区で生まれ育ち、農業高校を卒業後、静岡県にある農研機構でのお茶の品種改良や栽培方法等の研究職を経て、24歳で家業を継ぎました。オリジナルパッケージでの自社ブランディングや、築100年を超えた茶蔵をリノベーションしたカフェの開設、日本人向けの発酵茶“わ紅茶”の開発など、さまざまな方法で宮ザキ園のお茶を広める活動を行っています。

2023年夏頃には、お店の隣に新たに古民家を改装した宿泊施設もオープン予定とのこと。新商品の開発のみならず、地域復興や外国人への日本茶の紹介、お茶を提供するカフェへの開業支援など、数々の挑戦を続ける宮ザキ園。

“手を加えず手を抜かない”“自然のままに”をコンセプトにした、無農薬有機栽培で作られたこだわりのお茶を、是非一度お試しください。

今回ご紹介した商品はこちら

岡崎わ紅茶詰め合わせ

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紅茶

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岡崎わ紅茶(単品)

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